やっと見ました! “クィーン”
1997年に起きた、ダイアナ元皇太子妃の交通事故死。
その直後の英国ロイヤルファミリーの葛藤、女王の苦悩そして
当時、就任したばかりのブレア首相の行動などが描かれています。
フィクションではあるけど、側近(おつき)や皇室に詳しい人に徹底的にリサーチをし、更には当時のニュース映像も出てくるので
かなりドキュメンタリータッチに仕上がっています。
(ダイアナ妃の美しさには、うっとりさせられちゃいます)
ダイアナ姫は国民に愛され、絶大な人気があったけど、
チャールズと別れたので国を挙げての葬儀をしないというのが、
皇室の最初の判断。
これに対して、クィーンを初め、ロイヤルファミリーは冷たいとバッシング
されます。
気丈で無慈悲な女王という印象を持っていたけど、国民に批判されれば、
心を痛め、悩むクィーン。元首として品格、威厳を保ちながらも、
一人のクィーンである前に、根底にあるものは、私たちとあまり変わらない。そんな人間味のある女王を初めて知ったわけです。
皇室の伝統的な考えを死守するべきか、それとも
国民の現代的な意見を受け入れるべきか。
伝統と現代の狭間で苦しんだ王妃。
そんな中、ある人物(映画で観てね!)のアドバイスもあり、
女王は国民の意思を尊重するという判断を下すわけですが、
この人はこんな役割も果たしたんだ!!
ってびっくりしました。
王室の内情を知る事ができるのも面白い。
イギリスの女王様って、山道の中も自分で4駆をぐんぐん運転しちゃうんですねー。
まだ女王陛下が生きているのにこういう映画を作るなんて日本じゃ考えられないです!
私は結構ウルウルしちゃいました。
いろんな驚きがあって見応えがありました。
胸に残る素敵な素敵な映画です