韓国映画で久々にいいなと思うものでした!
去年は
ブラザーフッド
シルミド
そして極めつけは
オールドボーイ
と個人的にヒット作が沢山あったけど、今年はなぁ。。。
と思ってた矢先巡り合ったたのが
これ!
『マラソン』
ストーリーは自閉症障害を持つ、実在の人物がモデル。 彼は20才の青年だけど
知能は5才児並。 だけど走るときだけは楽しそうに輝き
やがてフルマラソンを3時間以内に完走する《サブスリー》に挑戦することになる。
この映画で格となってるのが、母親と息子の関係性。
息子にとって、ベストな生き方を選択してあげたいあまりに
彼の行き方まで決めようとする母。
良かれと思ってやってることでも、それが子供にとって最良の事なのか。
母親の葛藤や、苦しみ、もがきが本当によく伝わってきた。
母親の強さってなんて凄いのだろう
だけど、一人で必死に我が子を守り続けようとする
母親の強すぎる愛情が時には、子供や家族を傷つけてしまったり、
他にも思わぬ事を引き起こしてしまう。
それでも、何があってもただひたすら自分の子供に
無償の愛を注ぎこむ母親には深い感動を覚えた。
今日は無性に涙もろい日だったのか、
最初から私の涙腺かなりやられちゃいました。
試写会の段階から周りのヒトにはかなり勧めてるのだけど、
なんか”くさそう~”とか言って未だに観てくれない人が沢山いるのよね。。
でも、いかにも“お涙ちょうだい”的な感じじゃなくて、
精神的な葛藤だったり、愛情の深さであったり、
それからそれぞれのキャラクターの生き方や、
役者達の演技力の高さだったりっていう事からの涙。
どのキャラクターにもちゃんと感情移入できたことも良かった。
観客としても、彼らと一緒になって喜んだり、時には悲しんだり
共に同じ時を過ごしてる感じだった。
ただよく分らなかったのが、韓国での障害を持つ人達への理解度。
というのも、主人公のチョウォンに対して
"えーーそれはちょっと冷たすぎないか??"
というものが所々あったんだよね。 ネタばれになるので、あえて書かないけど
少なくとも日本とは違う反応であったように思えたから、
そこだけどう受け止めるべきなのかな?っていうのはあった。
そうえいばどっかで聞いたけど、韓国にはバリアフリーが無いのって本当?
マラソンは監督がユーモアと愛情を持って描いた作品
キレイでいい涙を流したい人は絶対観るべき!