80歳くらいのおばあちゃんが乗ってきました。
それに気づいた40歳くらいの女の人がすぐに席を譲りました。
そして、おばあちゃんが座ろうとした瞬間
同い年くらいの杖をついたおじいちゃんが乗ってきて
今度はおばあちゃんが、おじいちゃんに席を譲ろうとしました。
でも、そのおじいちゃんは「すぐ降りるから」
と遠慮して、結局最後まで立ったままでした。
なんだか分かりにくい文ですが、
ようは、他の席が埋まっていて
その一席を譲り合っていたんです。
向かいの席も入れれば
全部で8席ある「優先席」のうち
7席は、若い人で埋まってました。
寝てる人もいれば、雑誌を読んでいる人もいて
みんながみんな、この状況に気づいてたわけじゃないかもしれないけど
お年寄り同士が席の譲り合いをしないといけない現実に
ちょっと悲しくなりました。
それに、何もできない自分にももどかさを感じました。
かといって、ここでおせっかいに出しゃばっていくのも
なんだか筋違いというか、おばあちゃんも
困っちゃうかもしれないし。
ありがた迷惑だったら、誰も嬉しくないし。
というか、その前にそんな勇気ないし。。。
そんな事を考えてるうちに
目的地に辿り着いちゃったんだけど
あのとき
どうすれば良かったんだろう。